2011年10月1日土曜日

「若い太陽の塔」8年ぶり常時公開 岡本太郎生誕100年で修復


老朽化のため公開されていなかった芸術家の故岡本太郎さん作「若い太陽の塔」が修復作業を終え、愛知県犬山市の日本モンキーパークで1日から約8年ぶりに常時公開を始めた。
 大阪万博前年の1969年に建設され、大阪の「太陽の塔」の試作ともいわれる高さ26メートルの塔は、一部が剥がれ落ちたり、太陽の形をした顔が変色するなど老朽化。岡本さんの生誕100年に当たる今年、5月から修復が進められ、顔やその周りの炎を思わせる突起は、建設当初の鮮やかな金色を取り戻した。
 塔のある丘に続く道に草木が生い茂りやすく、維持管理のコストも高いため、2003年に塔周辺を閉鎖。修復費用は、道の整備を含め総額約3000万円。うち約400万円は各地から寄せられた約320人の寄付で賄われた。

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