2011年4月4日月曜日

「伝説の巨大カメ」捕獲、特殊部隊も参加 ベトナム















ベトナムの首都ハノイにあるホアンキエム湖で3日、100歳を超える「伝説の巨大カメ」を捕獲する作業が行われた。捕獲は治療のためで、数千人が見守るなか、特殊部隊の兵士を含む数十人が参加して体重約200キロのカメを捕まえた。
 国営テレビによると、このカメはこの数カ月で2度姿を見せたものの、甲羅や首、足にピンク色の部分が確認されていた。専門家によると、汚染の影響や釣り針による傷、小型のアカミミガメからの攻撃が原因として考えられるという。
 専門家のHa Dinh Duc氏は捕獲後、「カメは概して健康で(状態は)安定している」と述べた。
 科学者によると、今回捕獲されたカメは、絶滅が危ぐされている「シャンハイハナスッポン」との見方もある。
 ハノイに住む78歳の男性は「(このカメは)国を代表していると言ってもいい。治療のために捕獲するのは必要なことだ」と話した。
 ベトナムの言い伝えによると、15世紀に中国から独立を勝ち取った大越国の初代皇帝レ・ロイ(黎利)が、勝利をもたらした魔法の剣をホアンキエム湖の巨大カメに返却したという話が残っている。(ロイター)

0 件のコメント:

コメントを投稿