2012年3月31日土曜日

元KGBトップが自殺 クーデター未遂で議長代行

1991年のソ連保守派によるクーデター未遂事件直後にソ連国家保安委員会(KGB)議長代行を一時的に務めたレオニード・シェバルシン氏が30日、モスクワ市内の自宅で死亡しているのが見つかった。タス通信などが伝えた。遺体の近くで同氏所有の拳銃や遺書が見つかり、捜査当局は自殺とみている。
 1935年3月モスクワ生まれ。東洋学研究所でウルドゥー語を学び、ソ連外務省入りして在パキスタン大使館に勤務。62年からKGBで活動しインド、イランなどで勤務。89年KGB副議長となり対外情報活動を担当する第1総局長を兼務した。91年8月に休暇中のゴルバチョフ・ソ連大統領(当時)をクリミア半島の別荘に軟禁したクーデター未遂事件の首謀者の一人だったクリュチコフKGB議長の解任に伴い、同22~23日の間、議長代行を務めた。(共同)

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