2011年3月17日木曜日

欽ちゃんホッ…気仙沼ちゃん、無事発見


タレント、萩本欽一(69)と共演して大人気となり、東日本大震災で行方不明となっていた宮城県気仙沼市に住む元タレント、気仙沼ちゃん(本名、白幡美千子さん)が無事だったことが16日、分かった。同市沖の大島で民宿の女将を務めていたが、大震災の影響で島内に孤立。その後、避難所に身を寄せていることを白幡さんの姉が確認した。大震災に心を痛める欽ちゃんも、ひとまずはホッとしているという。
 70年代後半のフジテレビ系バラエティー「欽ちゃんのドンとやってみよう!」で東北弁と天然ボケでお茶の間の人気者になった気仙沼ちゃんこと、白幡さん。被災から6日目で、無事の情報が入った。
 白幡さんの親族や欽ちゃんの所属事務所などによると、15日深夜に気仙沼市に住む白幡さんの姉から、都内に住む親族に「大島の避難所にいる」との連絡があった。女将を務める民宿の従業員と夫の弟夫婦、姪と一緒にいるという。
 気仙沼市は11日、最大で震度6弱を観測。約3500人が住む大島は大津波や火災などで壊滅的な被害を受けた。現在は高齢者や子供など約1300人が孤立。食糧などの物資不足が深刻化している。
 都内の親族によると、白幡さんの民宿は小高い丘にある3階建てだが、1階が浸水。水位が引くのを待って、島内の避難所に移動したという。現在も携帯電話などが不通で、この親族は「本人と話しができていない」と不安げに明かした。
 民宿には白幡さんと欽ちゃんの写真などが飾られており、「欽ドン」終了後も欽ちゃんは番組収録などでたびたび、民宿を訪れていた。
 欽ちゃんの所属事務所によると、欽ちゃんは当時から「あの娘は大ボケでおもしろいねぇ~。だれもかなわないよ。人柄も良いし」と話していたという。13日に行われた「コント55号」の相方で故・坂上二郎さん(享年76)の葬儀・告別式後も「気になってるんだけどねぇ」と気遣っていた。
 白幡さんが避難する大島は16日、雪が降る寒さで、いまだに救助のめどは立っていない。所属事務所によると、一報を受けた欽ちゃんは「とりあえずはホッとした様子だった」と語った。

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