2011年11月14日月曜日

水よ、あっちへ行け!バンコクの一部住民が堤防を破壊 中心部浸水の恐れ

タイ大洪水で、首都バンコクのタヤー副知事は13日、首都中心部への水の流入を阻止するため北部ドンムアン地区につくった土のうの堤防の一部を、周辺住民が破壊したことを明らかにした。首都中心部が浸水する恐れが再び出てきた。
 北部では大型の土のうを並べ、南下する大量の水をせき止めているが、堤防の北側で水が滞留しているため周辺住民から不満が出ている。住民らは同日、幅15~20メートルにわたり堤防を破壊。一部住民は破壊を続けると主張、タヤー副知事は「破壊が続いた場合、中心部が浸水する恐れがある」と述べた。
 13日までの政府のまとめによると、洪水による死者は536人となった。
 同じ北部でも中心部との境界にあるチャトチャック地区ではここ数日、土のうの堤防の効果もあり水位が低下。冠水した道路から水が引いてきている。(共同)

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