台風９号、あす沖縄へ 非常に強い勢力保つ 波の高さ１１メートル予想

非常に強い台風９号は４日、沖縄近海を西寄りに進んだ。ほぼ勢力を保ったまま、５日に沖縄本島に接近する見込み。風速２５メートル以上の暴風域に入った沖縄県・南大東島では、最大瞬間風速３７・５メートルを観測した。
　台風は４日午前９時現在、那覇市の南東約２５０キロを時速１５キロで西に進んだ。中心気圧は９４５ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は４５メートル、最大瞬間風速は６０メートル。中心から北東側２２０キロと南西側１７０キロ以内が暴風域。
　沖縄本島は５日にかけて最大風速４０メートル、波の高さ１１メートルの猛烈なしけになる見通し。奄美地方も最大風速２２メートル、波の高さ９メートルが見込まれる。台風から離れた西・東日本の太平洋側でもうねりが高く、西日本ではしける所もあるとみられる。